星の数ほど

星の数ほど

語彙力がないオタクの備忘録

亜愛一郎の逃亡






亜愛一郎シリーズ最終作。










赤島砂上
ヌーディストビーチに嫌な記憶を掘り起こされかけた......笑。でもあの小説みたいに下世話な書き方じゃなかったし、簡潔に書いてあるから割とさらさら読めた。伏線の張り方がやっぱり上手いよなぁと思った。



球体の楽園
ゴロゴロ転がしたのかと思ってたら、まさかクレーンで吊りあげて落とすなんて。転がして扉が元の位置になるように調節するよりは、上下に振るだけの方が楽で簡単だもんな......。学者さんの車がパトカーに追突されて玉突きになってたのはちょっと笑った。



歯痛の思い出
診察の流れめっちゃ細かくて笑った。想像しやすかったのがよかったな。亜が白目剥いた時、あまりにも突然すぎて「え、どこに伏線あったの?」ってめちゃくちゃびっくりした。まさか彼の描写全てが伏線だったとは.....。宝石泥棒が見事なミスリードで、引っかかったな......。金歯のおじさんはただの変人でした。あぁいう人たまにいるよね。



双頭の蛸
ルポ記事を挟みながら展開していくの、なかなか面白いなと思った。結局、双頭の蛸が空想の産物になってしまったわけなんだけど笑。動機が描かれなかったのは残念だけど、時間もないのによくこんなトリック思いついたなぁと思った。



飯鉢山山腹
文字の誤認は難しいよ......。読んでて結構混乱したけど、なんとか理解できてよかった。バックで普通に近いスピードで運転できるの強いな。しかしまぁ亜は毎回のように口説かれるな......笑 義子が気が変わってついてきたのに何かあるかと思ったら、何にもなかったな。



赤の賛歌
今までの小話とは雰囲気がガラッと変わって、少し重い空気が漂ってた。想像しながら読んでいたおかげで、様々な赤を思い描きながら楽しめたのがよかった。名前がどんどん連なっていく、ちょっとしたお遊びが面白くて好き。この雰囲気かなり好きだから、これで長編とか読みたい気分。



火事酒屋
火事場のドタバタに紛れた犯罪。亜の推理を聞いてる時に、なるほどなぁと思った。この短編集に出てくる犯人はみんな頭がいいよな。しかし火事が好きな設定、かなり変わってる。



亜愛一郎の逃亡
今回、変化球すぎてびびった......笑 いつも通りなにか事件が起こるのかと思いきや、まさかの亜愛一郎の逃亡......。いつも事件を解き明かす側の探偵が、何かに追われて逃げ出す(しかもそれ自体がこの話の謎になってる)なんて。
しかもなんですか?亜愛一郎がどこぞの国の王子様だと?いきなりすぎて本当にびっくりした。会う度に女性達が「貴公子」「王子様」と持て囃してたのは、あながち嘘でもなかったってことなのか......。それと、いつも出てきて微笑ましい気持ちになってた『三角形の顔の小柄な老婦人』、彼女の正体まで明らかになるなんて。とにかく驚きっぱなしだった。戴冠式とか、完全にいつもと世界線が違いすぎて、ファンタジー読んでるような感覚になった。








説明が必要最低限って感じなのが、泡坂妻夫っぽいなぁと思った。かなり想像力使わないとついていけないところとか笑。
動機の部分よりトリック先行でいってるイメージだったな。まぁまず殺したいと思いまして、みたいな。
今回で最終作という感じで、今まで登場した人達が最後に勢揃いしてたのはなかなか読みごたえがありました。
全作面白かった!智一郎もそのうち読もうと思います。



2019/01/15~01/17

りさ子のガチ恋♡俳優沼

 

 

 

 

 

 

これは自戒、自戒の書だ。

 

 

 

 

 

 

書初め、かなりいい本を読んだ。めっっっっちゃくちゃ面白かった。俳優オタク、ジャニオタ、とにかく3次元の推しがいる人は読んだ方がいい。共感できる部分が絶対にたくさんあるし、多分、誰にでもこうなる可能性はあると思うから。

そして、たくさん共感できる人こそ、この本を自戒とした方がいい。私はする。

 

 

 

 

 

 

手に取った理由は、舞台の再演ツイートを見たから。まずタイトルに衝撃を受け、あらすじを読んで興味が湧き、原作があるのを知った。せっかくだから読んでみて、舞台の抽選に応募するかどうかの判断材料にしようと思った。

 

 

 

もう一文目から首もげるほど頷いた。舞台が終わって日常に帰らなくちゃいけない切なさも、舞台はナマモノだから何回でも通いたいという気持ちも、全部よく分かる。特に第一幕のりさ子のモノローグは、ほぼ全て共感・理解できるなと思った。

どんどん、同化していく気分になった。読んでる途中で何度も「あれ、これ私が書いたんだっけ???」と錯覚しそうになるくらいだった。推しに対する感情も、ほぼそのまま私だった。

 

 

 

プレゼント選別、現実味あって悪い意味でドキドキした......。私たちには決して見えない、舞台裏。そりゃ手作りのお菓子とか普通に捨てるよな......。そもそもプレボに食べ物入れる時点であまり常識がない気がする。スタバのカードがめちゃくちゃ嬉しそうでリアルだった。やっぱり欲しいのは金券ですよね。

そしてこのモノローグ、翔太くんのではなく、ライバル俳優の悠くんのものである。なかなか人間くさいというか、邪心や野心に燃えてる子だと思う。

肝心の翔太くんはモノローグでは出てこない。語り手にはならない。そこがこの小説の上手いところだなぁと思う。りさ子がこんなにも愛してやまない翔太くん、修羅場での台詞こそたくさんあるものの、心の中で何を考えているのかは一切見えない。想像するしかない。翔太くんが本当は何を考えてるかなんて、誰にも分からない。まさに読者の心理=ファンの心理になっていて、とても上手い。

 

 

 

それにしても愚痴垢怖すぎん? SNSの使われ方・炎上や拡散がリアルすぎる。Twitter、翔太がきてたパーカーとかお菓子とか、特定班怖すぎて逆に笑った。でもまぁ私も写真の細かいところチェックするから、人のこと言えないところはある......。愛の深さゆえか、執着心が生まれて隅々まで見たくなる。それが時には揚げ足取りになることだってある。

 

 

 

愛で推すのは分かる。

もし私が何かプレゼントして、それを使ってくれてるって分かったら、もっともっとって欲が湧いてきそうだなと思う。それこそ値段がつり上がっていくだろうし、エスカレートしていくのは目に見えてる。認めてもらえてるって気にもなるかもしれない。(うーん片鱗が......。)

私は、せっかく大事に選んだものを、目にも止められずに捨てられるかもしれないのが怖いから、プレゼントできないなぁと思う。何を気に入ってもらえるか分からない博打的な部分があるから、それなら何もプレゼントしない、という結論になってる。

あとやっぱりLove is money.で、相手にお金をどれだけかけたかで愛を測ったりするんだろうな。茶の間はダメとかもそうでしょ。現場に行ってお金落としてなんぼ、みたいな。分からなくはないけど、やっぱり多様な推し方を認める方が平和に過ごせると思う......。

 

 

 

お手紙にストーカーの片鱗が出てた。ドトールの同じ席に座ってます、ってところ。ドン引きした。

この絶妙な気持ち悪さの手紙、思いっきり身に覚えがあって肝が冷えたというか、ちょっと冷静にならざるを得なくなった。自分のことを書き連ねて、知ってほしいという気持ちが全面に出てる手紙。私もこんな感じの書いてるなぁ......客観視したらだいぶ気持ち悪い......。さすがに太陽だとか、大好きですとは書いてないけど、似たようなもんだしなぁ。舞台の感想とか、SNSの更新についてとか、応援してますって。それ以外に何を書けばいいか分からない。気持ち悪くならないお手紙の書き方、教えてほしい......。

 

 

 

職場の人にバラすから、変な感じでいじられるんだよ......。特に女は「女同士仲良いですよ♡」アピールみたいなのをしなきゃいけないじゃん多分。いや知らないけど。一人だけ中に残して、他の子と外でお昼食べてたら上司に「仲良くしてやれよ」とか言われるんじゃないの?知らないけど!そんなところありそうじゃん! 一緒にご飯食べたらそれで適当な聞き方するし、たいして興味もないのに聞くなよ......と思うよね、こちら側からしたら。

時間を換金するために仕事をしているというのはとてもよく分かる。とりあえず働いて、お金もらって、それを趣味に充てる。存分に休暇を楽しむために渋々働いてるって感じ。好きなことを仕事にできるのは羨ましい。推し事が仕事になればいいと思うけど、仕事がそんなに甘くないことも分かってる。世知辛いねぇ......。

彼女はきっと、拠り所が俳優しかない。劇場が居場所だと言ってるんだから。仕事は時間を換金するためにやってることだし、なるべく生活を切りつめてお金は推し事にまわしたい。

そこだと思う。狂気的になるかどうかは、拠り所の数なのではないかと。拠り所というか依存先というか。私はまだ他にもあるから大丈夫......(りさ子みたいにはなるまいと思って安心したい)。

転売によって「この俳優はこの値段でも売れると、価値を上げられていること」に鼻が高くなるという考え方、完全に目から鱗だった。オンされた金額を人気のバロメーターとして考えるの、あまりにも斬新すぎるでしょ。そう捉えるのか......。ただ転売ヤーが得したいだけなのにねぇ。抽選落ちた時に「私と翔太くんとの仲を引き裂く~~」とか言ってるあたりはだいぶヤバイなと思いました。いくら落ちたのがショックだとはいえ、そういう思考になってるのがこの人おかしいなと......。

 

 

 

基本的にるるの性格とか行動が受け入れられないなぁ......。過去作の打ち上げに約束もなしに参加するとか、普段の喋り方とか、匂わせも。自分の彼氏が俳優の瀬川翔太だって知らしめたくて仕方がない。自慢したい気持ちが溢れ出てる。秘密の恋だから余計に舞い上がったりもするんだろう。匂わせに関しては、修羅場で、たった数行の地の文で本人の気持ちが書いてあった。るるの心情が克明に描かれていて興味深かった。ファン心理としては、匂わせない女の子を選んでほしいと思うけど、こればっかりは付き合ってみないと分からないから難しいよね......。

職場で、オフ会で、いろんな人に話を聞いてもらうことで、いろんな言葉をもらうことで、りさ子は混乱していく。ガチ恋なのか、そうじゃないのか。ガチ恋だと認めたくない気持ちもある、(自分の子どももいないのに)親目線だって言っていたい、推しに夢を見ていたい。いろんな気持ちがないまぜになっているけど、言葉にすると「好き」にしかならない。複雑な感情が、どんどん彼女を狂わせていく。

 

 

 

認知されてると思っていたけど、されていなかった。これが一番きつかったんだと思う。匂わせ彼女への鬱憤もあるし、愚痴垢から流れてくるディスにもイライラが募っているその時に、たった一つの支え・希望である推しから言われたのが「はじめまして」。何度もイベントに足を運んでいるのに、舞台だって見に行ってるのに。

賢護さんの引退の理由も絶対りさ子でしょ。明記せずに想像させるだけっていうのも上手いと思うけど。知ってほしかっただけ......。

あと、この小説には描かれていないことが多い。特にりさ子の過去とか。自分には何も作り出せない、そういう才能がないと言っていたけど、どこでそういう経験をしたのかが知りたかった。

 

 

 

第二幕、急にりさ子が出てこなくなる。第一幕で奈落の底に突き落とされたようだったから、水面下で何かしてるんじゃないかと不安には思っていた。ストーカーの影は絶対りさ子だと思ってたし、本性をあらわしたというか、ついにそこまできたか、という気持ちになった。

るるの反撃が始まったとき、どうしてそこまでするんだろうと思った。自分の気持ちが収まらないからとはいえ、るるもかなりアグレッシブな子なんだなぁと思った。ストーカーの家突き止めて会いにいく? 何されるかも分からないのに、その行動力がすごい。

てか翔太くん認知してたの????手紙探した時に「おとなしい子だよ」って言ったよね???マジで???チェキ会ではいつもと違う服きてたから気づかなかっただけなの???順番がいつもと違ったから????ハイタッチで握られたかどうかは知らないけど、認知してたのは驚き。やっぱり出待ちの成果なんでしょうか……。

しかしなんで出待ちなんてするかなぁ.......。舞台終わったその瞬間からもう現実で、彼らもプライベートに戻るのに。そこにまだ観劇気分やキャラへの気持ちを引きずって出待ち突撃するの、よく分からない。

翔太くんがるるのどこを好きになったのか気になったけど、それをもしあの修羅場で言ってたら確実に刺されてたよな。よーく言葉を選んで諭してたと思う。

 

 

 

エピローグの、冒頭と全く同じ文章なのに対象だけが変わってる不気味さ、本当にやばかった。ホラー読んでるかと思うくらい寒気がした。

りさ子があっさりと推し変するの、あまりにも怖すぎてダメだった。すっごい、包丁握りしめて脅してたのにそんなあっさり変えられるんだ?しかも、るるが「可愛いから付き合えてる、選んでもらえてる」って言ったから、それを真面目に受け取って整形しちゃうの、恐ろしすぎる......。まさに『ガチ恋俳優沼』、俳優沼にハマりきってしまって抜け出すことすら考えずに転々と推しを変えていく。狂気だ。

セフレ作りまくってた彼は、りさ子に引っかかってしまうんだろうか。その後が知りたいけど、怖いな。

 

 

 

 

 

読書感想文というか自分語りになってしまった。いつも以上に文章がめちゃくちゃ。

 

 

 

 

 

りさ子の何が怖いって、ファン心理の悪い所が詰まってるところなんだよな。自分の都合のいいようにしか物事を捉えられなくなってるし、視野は狭い。自己完結してる。(全部ブーメランで返ってきそうで怖い。)

りさ子自体が怖いのはもちろんだけど、それ以上に「私の中にりさ子の、やばいやつの、ストーカーの片鱗があるのではないか」という気持ちに支配されてしまって、そっちの方が遥かに怖い。りさ子みたいになってしまう可能性はゼロではない。どこでストッパーが外れてしまうかなんて、誰にも分からない。全通しないから、プレゼントしないから、出待ちもしないから、りさ子みたいにはならないって思ってるけど、そんなの分からないじゃないか。

一応今の推し事のスタンスは、お友達のアリスちゃんと同じ。人それぞれ好きに推せばいいんじゃない? 無理はしない方がいいよ。という感じかなぁと。これをずっと持っとかないとりさ子みたいに暴走しそうなので、守っていきたいなと思う。

 

 

 

翔太くんいい子すぎてダメだ。フォロワー6万人超えててランダムリプ返祭りするの???すごいなそのサービス精神。あの修羅場で説得する?良心の塊かよ。いい子すぎ。

というか翔太くん以外のところで問題起こって舞台が散々になってるの、めちゃくちゃ可哀想。翔太くんにも一因あるけど、ゴタゴタ起こりすぎでしょ、内部。芸能界ってどうしても惚れた腫れたで問題が起こってしまうもんなぁ......。

解説の、俳優はアイドルじゃないから恋愛なんて自由、って言葉には、正直はっとさせられた。確かに赤の他人の私がそこまで踏み入る権利なんてどこにもない。でも気になるのも事実。こじらせてるな......。

 

 

 

読む前は冷やかし半分だったのに、読んでみたら身につまされる思いしかしなくて本当に怖い。もう読む前の私には戻れない。自分にもりさ子の欠片があるのではないかという恐怖に怯えながら、私は推し事を続けていくのだろう。読んでよかった気持ち半分、読まなければよかった気持ちも半分。一生懸命、りさ子と違うところを探して「私は違うからあぁならない、大丈夫」って自分を慰めないといけなくなってしまった。

読む前は、舞台に応募してみて当たったら行こうかな、なんて呑気なこと考えてたけど、今はもう怖すぎて無理。だって構図が……。この舞台の観客はきっと「ガチ恋」「俳優沼」って言葉に引っかかって来るはずで、どう考えても俳優やその他推しがいるオタクが集まるんでしょ。そして観るのはこの内容、控えめに言ってもやばすぎ......。観劇したあと精神的に死なない? 私はきっと色々抉られて立ち直れなくなると思う。

 

 

 

推しぴっぴ好き好きエントリ♡なんて書いてしまう程度には、推しのこと好きなんですよ。それがガチ恋なのか、もう分からなくなってきた。いや最初から分かってないけど、さらに迷路に入り込んだような。何?ガチ恋って何?これ読んだら分かるかと思ったけど逆に分からなくなった。

少し前、私にとって推しは何なんだろうと考える機会があった。その時に出た結論は「神様」だった。彼の行動や言葉の端々から人間らしさを感じているにも関わらず、どうしても生身の人間だと思えないところもある。舞台という、どう頑張っても手の届かない場所にいるからかもしれない。演技をしている姿も、歌ったり踊ったりしているのも、キラキラしていて素敵だと思う。私には絶対に真似のできない、素晴らしい仕事に従事している神様。

私は推しに幻想を抱き続けたいのかもしれない。でも、理想的ではない推しの姿を見て幻滅することがある。だって彼は神様ではなく人間なのだ。自分の好き勝手には動いてくれない。当たり前のこと。なのにどこかで、ずっと私の理想を保ち続けてほしいという気持ちを持っている。ほんとに、オタクって厄介だな......。

この小説を読んで、また価値観が変わったのかもしれない。結局、私にとって推しとはなんなのか、また分からなくなってしまった。推し事しながら探していきますか......。

 

 

 

 

 

 

いつもならもっと冷静に、客観的に読めるのに、あまりにも私の事だと思いすぎて、のめり込むように読んでしまった。描写が的確すぎる。こんなに貪るように読んだのは久々だった。

文章が全然難しくないし、このタイトルに興味を覚えた人向けの内容だから、無駄な説明が一切ない。それが余計に読みやすかった。もうちょっとライトな感じを想像してたから、いい意味で裏切られた。大満足。LINEとかTwitterとか雑誌記事の差し込み方、なかなか新しい。またその文面がかなり精巧に作られていて、よく研究してるな......と感心しきりだった。

 

お金は有限なのに、愛は無限にわき出てくる。

ファンはファンという集合体でしかない。

業界内恋愛は、いわばオフィスラブ。

 

このあたりの言葉が好きでした。改めて考えさせられる内容だった。これからの推し事、気を引き締めていこう。

 

 

 

 

 

2019/01/09~01/11

 

これは経費で落ちません!








メタブックで読書納めかなーと思ってたけど、なんとなく気分的にもう1冊かなと思い直して読んだ。


手に取った理由は簡単、私も経理部なので。こういうところで購買意欲をそそられるのは我ながら単純だと思う。フィクションでは経理部がどんなふうに描かれてるのか、興味があった。


話の面白さとしては......可もなく不可もなく。キャラクターがあまり好きになれなかったのと、文章に慣れるのに結構時間がかかった。半分読んで、あまりにも慣れないからやめようかと思ったけど、結局読み切ってしまった。
森若さんは結構すき。似てる部分もあると思う。私だって公私混同したくないし、セクハラパワハラ上司からは身を守りたい。洋服とかメイクとかスキンケアとかちゃんとしてて好感が持てた。意外でもあった(先入観......)。でもちょっと淡白すぎるというか、不正があっても数字が合ってればいいみたいな考えにはちょっとびっくりした。フェアではなくイーブンを体現してる。マリナに嘘ついて取引する場面は強かだなと思った。
美月とか真夕はまだいいけど、ほかの女子がね......。咲とかマリナとか希梨香みたいな、女の業を煮詰めたような性格した奴が好きになれなかったな......。どう生きてきたらあぁいう風になるのか知りたいし、お近づきになりたくないタイプの女性達だなと思って読んでた。特に希梨香めっちゃ嫌い。なーーーーにが男っぽくて損するタイプだ! 自分のタイプに固執してるのがめっちゃ女々しいから安心して!!って感じ。
太陽くんもアレだけど可愛いので許します。かなり積極的だよね、待ち伏せはよくないと思うけど。いきなり名前で呼ぶのもよくない。距離感考えて。鎌本さんは苦手だ。のらりくらりセクハラする八方美人タイプの予感。彼もあまりお近づきになりたくないタイプ。上司なら最悪。


経理部が舞台というからには、もう少し数字にこだわってほしいなと思ったりもした。たこ焼き4800円なら、一舟いくらでそれを何人で食べてるとか。税込600円だとしたら八舟?多くない?とか。そういう所は省かれてたのかな......。森若さんが結構さっぱりした性格だから、仕方ない部分なのかもしれないけど。もう少し経理に関する細かい知識とか、専門的なところがいっぱい出てくるのかと思ってた。これなら別に経理部にこだわる必要ない気がする。キャラとか舞台が、ただの枠組みのように感じた。お仕事小説というからには、もっと華やかでスッキリするのかなという期待もあった。
もう少し人物描写とか背景の描き方を深くした方が、読み応えが出てよかったと思う。美月が入浴剤好きな理由とか、森若さんが入浴剤作りたかった理由とか、そういった『理由』の部分を掘り下げたら人間味が出たのかなと思う。(もし描かれてたのだとしたら、完全に読み飛ばしてる。目が滑ってることになるな......。)


細かいところだと、オンライン入力羨ましい......ってめっちゃ思った。うちの会社に導入したら、ちゃんと入力しない人わんさか出てくるよな......それはそれで尻拭い大変だな。あと月次締めたからそんなに忙しくないとか、羨ましすぎる......。うちは仕事に追われすぎてるから、忙しくない時がほとんどない。そもそも数ヶ月前のやつもきちんと締まってないことがザラだからな......。改善しようにも人が足りないよな......。職場環境いろいろよくしたい。
貸借対照表が合ってる時の気持ちよさとか、めっちゃ分かる。逆に諸口が合わないとめちゃくちゃ焦る。ちゃんと全て入力してる時の、お金がぴったりと合ってる安心感はすごい。これ以上余計なもん持ってくるなよ、と思う笑 締め間際とか締めた後に持ってこられるのめっちゃイラつくのも分かる~~~。今月分とかもう無理ですけど!?ってみんなで悲鳴あげながらも作業すんのよ......。
ちょっとした描写が結構あるあるって感じで、それはよかったかなと思います。


後半、半分グチだな笑 こんなん書いときながら経理の経験めちゃくちゃ浅いけど、なんなら簿記勉強中だけど、それでも共感できる部分があったのは面白かった。
さらっと読めるから、続きはリハビリとか息抜き用に買っとくのもいいかもしれない。美月の話らしい『風呂ソムリエ』も気になるところ。

来年はどんな年になるのでしょう。楽しみ。



2018/12/28~12/29

メタブックはイメージです





安定・安心のはやみねワールドでした!


あまりにもライトな読み口だったから、YAかと思った。タイガってもうちょい重いと思ってたんだけどな......。YAと文庫の架け橋になるにはちょうどいいかも。
美月ちゃんに作者の経験がだだ漏れてるの笑ったwwww もはやその知識で解決に導いたといってもいいよね。終わりの方で畳みかけるように色々出てきたのすごかったなぁ。相変わらずの女の子版内人。てことは手塚さんのモデルは創也なのかな? あとがきの「生みの親の影響なんですかね」にも笑った。ですよねー笑
富田林先輩が亡くなった時は「Please repeat after me!!『はやみねかおる名義で人は死なない!!!!はい!!!!!』」っていう謎テンションで読み進めてた。そうしてないとなんかダメになりそうだった。
手塚さん、ただの本格厨って感じがなんか危ない人に見える。あそこまでクローズドサークルや連続殺人にこだわったりする人、なかなかいないでしょ......。己の理想とするメタブックのためならなんでもしますって感じが怖い。でもライターとしての誇りがあるって言ってたから安心していいのかな。


ストーリーに関しては......うーん。イマイチだったかな。まさか登呂井隻だけで話が引っ張られるとは思わなかった。掘り下げがイマイチというか。盛り上がりにかける部分もあるし、ずっとメタブック中止のまま話が進んだのがあまり面白くなかったのかも。「実はこの中止というのもメタブックに含まれていて、森永美月はドッキリ仕掛けられてるんじゃないか?」と邪推をしながら読んでました。前半が結構間延びしてたのも気になった。
ただ、メタブックの呪いの真相が分かったあたりはかなりゾクッとした。そういうのをサラッと書くのがはやみねさんらしい。日常に潜む未必の故意はこんなにもあるというのが分かっただけでも、なかなか興味深かった。(厳密に言うと未必の故意ではない気もするけど......。)
あなたと二人組、というタイトルが既にラブレター。下手すればプロポーズ? まぁそんなにさわやかなもんでもなかったけど......。石上さんがボッコボコにしたみたいだし、よかったのかな笑


色々、もっと掘り下げて普通に講談社文庫とかで出してほしかった印象。もっと分厚い方が、はやみねファン的にもちょうどよかったんじゃないかなと思います。めっちゃ分厚いの、全然読むよ!




2018/12/26~12/27

605日目に思うこと 推しぴっぴ好き好きエントリ&来年の抱負編

 

 

 

 

 

 

推し事振り返り第2弾。

この記事は

・推しぴっぴ好き好きエントリ♡

・今年の反省/来年の推し事について

の二本立てにします。またもや自己満記事。

 

 

 

推しぴっぴ好き好きエントリ

乗り遅れすぎて1年経ってるけど、推しぴっぴ好き好きエントリが書きたい!!!!!

どーーーーーーーーしてもクリスマスイブに推しへの愛を叫びたい!!!!!!!

という熱に浮かれてしまったため、書きます。いつものテンションで。

推しの好きなところ、私が推しのことどう思ってるか、など。めっちゃ長い。

 

 

▽顔がいい

まず「どこが好きなの?」と聞かれたら「顔」と答えます。即答。そりゃ好きですよ顔。画像見てるだけで幸せになれるのは、とにかく顔が好きだから。

髪......は顔に入るかな。ニック・マッシみたいにあげてたら大人っぽい色気が出てかっこいいし、下ろしてたら目元が隠れてそれもかっこいい。黒髪よりも茶髪が似合うのは驚いた。個人的にはボサボサよりも整っている方が好きです。整っているのが少し崩れてしまってるのが最高。大坪さんや朝倉くんの時みたいに短いのもいいし、ちょっとモサっと長くなってるのもいい。2017/9の髪染めましたツイートの髪色・髪型が一番お気に入り。

時期によって長さや太さが変わる眉。目幅より短い時は少年みたいに可愛いし、長い時は凛々しさが増して男っぽくなる。彼の表情を司るようによく動く。アレクの時は短めで、蜻蛉さんとか大坪さんは長めなのが好き。

眉から鼻にかけてのライン。鼻梁が好き。あぁこの人には外国の血が混ざってるんだなと感じる。額が少し出て、鼻の付け根はぐっとへこんでて、眉間から目頭あたりのゾーンが広めなのがいい。シェーディングが入れやすそう(?)。鼻梁がよく見える横顔とか斜めの顔が好きです。あと眉近くにある大きなほくろも。チャームポイント。

少しざらついた肌も、結構すぐに生えてくるお髭もいいなと思います。ただ髭生えっぱなしはちょっと圧を感じる。男らしすぎる。このお髭を隠すためのすぴポーズは可愛らしくて大好きです。あと、笑ったり酔ったりして体温が上がったらふわっと赤みを帯びる肌が好き。

口元。下唇の方が分厚いのも好き。笑い方によってむいーーーっと横に伸びたり、基本的にωってなってる。笑顔がなめこ......と思うことがたまにある。なめこ懐かしい。

何よりも、目元が好き。美しい、化粧映えする二重。蜻蛉さんのメイクのように、シャドウを広めに引くと彫りの深さが強調されて顔の良さが際立つ。

一番好きなのが、光の加減によって自在に変化する瞳。こんなに綺麗な瞳をしている人、私は初めて出会った。黒、深い茶色、ライトブラウンになることもあるし、ヘーゼルみたいに緑が混ざることもある。金が入ってアンバーになるときもある。写真によって瞳の色が全然違って見えることに気づいたときに、もう本当に好きになった。まさにCan’t take my eyes off of you……。目をそらせませんよ、推しさん。お気に入りの写真は挙げていったらキリがないので割愛。

 

 

▽歌が上手い/声がいい

私が惚れこんだきっかけですね。蜻蛉さんの歌を聞いてspiさんのことが好きになったから。体が大きいから低音ボイスを想像してて、最初に蜻蛉さんの声聞いたときは「若!」って思った。三百年のかざぐるまや瑠璃色の空では「え、あれ、上ハモ蜻蛉さんなの……?」と衝撃を受けた。ただ勝つためにでは殺陣しながら歌ってて、堂々たるその姿はまさに武人そのもの。そして2部のReal Loveでトドメを刺される。あんなに高音が素敵だなんて思わないじゃないですか......。あのメンツのなかでもずば抜けて上手かった。あと英語めっちゃ上手いのにも度肝抜かれた。私の想像していた蜻蛉さん像をとてもいい意味で裏切られて、三百年の余韻はしばらく冷めなかった。

ペリスコでちょこちょこ歌ってくれるようになってからは、もう彼の歌の虜になっていた。まず選曲がもうダメ(褒めてる)。366日とかsquallとか、悲しい恋の歌ばかり歌う。それを、表情をくるくる変えながら歌ってるのを、動画として見れる贅沢。私はペリスコの歌で完全に彼に落ちたといってもいい。

ミュージカルでもそうだけど、推しさんは感情を乗せて歌うのがめちゃくちゃ上手い。切ない、楽しい、愛おしい、悲しい、そういう気持ちの表現が上手くて、聞いてて心を鷲掴みにされる。歌でも目が離せなくなる。声色と表情のリンクが素敵だと思う。低音は暖かく柔らかく包み込まれるようで耳に心地いいし、高音は華やかだったり爽やかだったり、様々な色を見せてくれる。勢いがあったり男らしさを出すときは、のどが鳴っているのがよく分かる声をしてるなと思う。ただ勝つためにとか、今年のらぶフェスのソーラン節も分かりやすい。

何より、歌うのが好きなんだろうなと思わせてくれる、全身全霊で歌ってる時の幸せそうな表情。Real LoveのCメロ最後とか分かりやすいですね。楽しんで歌ってるんだろうな、と見てるこちらまで幸せになる。推しにはずっと歌っていてほしいです。コンサートとかどうですか?笑

 

 

▽ダンスが上手い

今年のらぶフェスでいうと、雪祭りの時はしなやかでハリのある踊りをしていたのに対し、ソーラン節・gateway・Can you~?・Real Loveはキレのあるモーションが特徴的だった。力を入れるところや逆に抜くところのバランスも抜群で、メリハリのつけ方が上手い。目を引くダンスを踊る人だなと思う。

ニックの時は、役の影響もあってかちょっと鈍い動きが多くて、可愛らしい印象だった。らぶフェスでも去年のSAKAZUKI華兄弟とか今年の大好きだよとか、元気でポップな曲の時は可愛い方向へステ振りしてる印象だった。キャラのダンスを体現しているのが半分、本人のスキルの高さが現れてるのが半分、という感じがする。

基本的な身体能力が高そうなので、ダンス以外のところの動きも他と一線を画すところがあるなと思う。ふとした動きでもなんかダンス上手そうだなって雰囲気が出てる。パキっとしてることが多い印象。Am I Your Boyfriendのノリ方とかに運動神経の高さが出てるなと思います。

 

 

▽ペリスコープ

歌もそうだけど、全体的に楽しそうに配信してるのがすごく心に刺さった。無邪気。ファンと交流できるのが楽しくてたまらないというのが出てて、こちらとしても、メッセージを丁寧に拾って読んでくれる、その姿に惹きこまれた。自分のことを好きでいてくれるファンのことが好き!みたいな感じがする。多分推しさんはファンとのC&Rが好きなタイプなんだと思う。伊礼さんの部屋でも「自分全殺しの全応えが好き」と言ってたし。ファンがこうしてほしい!と思ってることには全力で応えたい人なんだと思う。そういう姿勢がペリスコープ見てて伝わってきた。

あとペリスコープって近況報告とか予告が多い印象なんですけど、そういう発表をしてファンが取り乱したり(笑)、喜んでいる姿を見て「喜んでくれてるのが嬉しいな」と思う人なのではないかなと思います。反応があると嬉しいから、手紙書いてねってレターセット作っちゃうし、みんなの声がもっと聞きたい!ってペリスコープやってたのかなと。最近ないのが寂しいですけど、ペリスコープはお仕事ではないので気が向いた時にやってほしい。

 

 

▽インスタグラム

SNSに写真を上げるだけでもその人の雰囲気が出てるなと思う。推しさんはコメントやハッシュタグ少なめで、シンプルなのにどこかおしゃれさが漂ってる。かと思えばちょっとふざけた動画(大阪で迷子になってるやつとか)撮って載せてみたり、いっぱいご飯食べてますよみたいな写真を載せてたりする。どんな写真載せるかもきっと気分とかで決めてるんだろうけど、基準が分からなさすぎて面白い。ちょっと頭の中を覗いてみたいなと思う。毎年クリスマス近辺にインテリアの写真が載るのが季節感あって好きです。

あと歌動画がかなり嬉しい。イチオシはRewrite The Starsと寝転がって撮ってるMillion Dreamsです。ちょいちょい笑顔になるのが本当にダメ。

 

 

▽自撮り/他撮りの多彩さ

インスタとかにも顕著に現れてるけど、同じような表情してるのとか、同じような構図とか、あんまり見たことがない。一つの役でも全然違う表情してることが多い。写真撮るときには気分屋さんなのかなという気もする。完全にキャラで撮ってることもあれば、推しさんが漏れ出てることもある。演じてる時にもそういう傾向があるのかもしれない。気分屋というか時と場合によってアプローチを変えたがる(伊礼さんによると「試したがり」)。

笑顔ひとつとっても表情が多彩だなと思う。目が見えなくなるくらいのくしゃくしゃな笑顔になることもあれば、おちゃらけて笑ってることもある。他撮りの笑顔が本当に好きで、自撮り程の意識ができないからこそ毎回違う表情になってるのがすごくいいと思う。

加工の仕方も好き。ザラっとしていることもあれば生っぽい無加工の写真が上がってることもある。どれをとってもセンスいいなと思う。だからこそ、インスタでちょっと変な写真が載ってると「どうしたの」ってなる笑

 

 

▽自己の認識

自分の実力を正当に評価しつつ、客観視もできるし、かつ驕りがない。俺といえば歌でしょって自信を持って言える、潔いところがある。不必要な謙遜をしない感じ。自分が得意なことを活かして役作りをしている印象がある。自分に自信はあるけど嫌味がないからサラッとしてるし、人によっては自慢っぽく聞こえるようなこともすんなり飲み込める。

 

 

▽ファンとの距離感

ペリスコープでも垣間見えてたけど、ファンのみんな家族だから!みたいなことをサラっと言っちゃう人なので、実はあんまり自分=俳優とファンの垣根を気にしていないのでは…...?と思ってしまう。ファンが喜んでくれることはなるべく全部したい!と思ってそうなので、応えすぎて疲れないかな……もうちょっと距離感を考えたほうがいいんじゃないかな......と勝手に心配することもしばしば。彼を応援する人が増えるにつれて、その好意が増幅して牙を剥くこともあるんじゃないかと思うので、あまりにもこちら側に手を伸ばし続けるのは危険かなと。でも応えてくれるのめっちゃ嬉しいんだよね......しかし無理はしてほしくない......。

 

 

▽役に対する姿勢

これは彼の演技力の高さにもつながってくると思うけど、自分に与えられた役に対するアプローチの仕方・姿勢がとにかく真摯。まじめ。勉強熱心で、精神的な部分や心情だけではなく肉体面でもその人になろうとする。役作りのために体重を増減させる/筋量を増減させるのを、さも当たり前であるかのように行っている。ファンミとかでも、どうやって役作りしてるのか聞かせてもらってすごく興味深かったし、そんなにいっぱい考えてるのか、と純粋に驚いた。私たちに見えている「彼が演じている役」は実はほんの一部に過ぎず、その内部では実に様々なことを考えて役を組み立てているんだろうなと想像できる話がたくさん聞けた。考えてることが高次元すぎてちょっと理解できないところもある。そういうところを見るたびに、あぁ違う世界の人なんだなってことを実感する。朝倉くんの役作りについて書いた記事が、彼の思考やスタンスを見るにはぴったりだと思う。すごいこの人。

あとブログに書いてあった気がするけど、「役を脱ぎ着する」という言葉には結構衝撃を受けた。自分の中で役を生成して、完成させるのにも時間がかかるそうだ。ONとOFFの切り替えを、スイッチではなく衣服のように「脱ぎ着する」と表現したことに驚いた。

日によって演技が全然違うものになる。どこで何を吸収してるのか分からないけど、アドリブでセリフを増やしてみたり、他キャストとのやり取りを少し変えてみたり、見るたびに違うことしてるから何回も見たくなる。役の中でどこまで自分を出していいのかまで考えてやってるとしたら、怖い。計算高すぎるな。

彼の演技はとにかく自然だと思う。まるで生まれた時からその役であるかのような馴染み方をしている。舞台の上に立って演劇をしているはずなのに、演じているように見えないことがあって戸惑う。あらかじめ用意されたセリフも、完全に自分のものにしているんだなと思う。生身の人間だからこそ『例え毎回同じやり取りを繰り返していたとしても』、その瞬間に感じるものは違ってくるから、毎公演少しずつ違う反応をしているんだろうなと思う。推しさんがその時に感じたことをそのまま素直に返すから、それがアドリブになり生きている人間らしさにつながっていくのかな、と思います。

 

 

▽ギャップ/振れ幅が大きい

役と本人にギャップがある、というのももちろんだけど、どちらかというと「本人の中に多面性がある」ところが好き。そこに溺れてるといっても過言ではない。役作りみたいに真面目な方向で話をすることもあれば「ファンのみんな大好きだよ!」って尻尾振って向かってくる犬みたいな面もあるし、「こういうの好きでしょ?」ってニーズを的確に察知・理解して提供してくるあざとさも持ってる。俳優仲間に対するノリのよさ、ちょっとパリピな部分が見えることもある。ラジオとかWEB生放送とかだと、周りの様子を伺ってからエンジンをかけ始めるから、始めと終わりで全然テンションが違うこともある笑

人間って、基本的に自分の弱いところは見せないと思うけど、彼はサラっと「俺もたくさん傷ついてきた」って言う。赤の他人である、応援してくれているファンの前で。人間の弱さやずるさや痛みをよく分かっていて、「現実逃避の手伝いをしてる」「俺も現実逃避してる」みたいに、こちらに手を差し伸べるような言葉を与えてくれる。一番最近のブログの言葉もそう。個人的にちょっと腐ってた時期だったから、あの言葉には救われたと思った。

ファンがずっと自分のそばにいてくれるわけじゃないと分かっているからこそ、その悲しみや寂しさを漏らさずにはいられない。私はそういう言葉達に何度心を絡め取られたか。そこに胸が締め付けられて「この人のこと嫌いになれない、ずっと応援しなくちゃ」と使命感に突き動かされる。本人が弱さや繊細さをひた隠しにせずに少しずつ見せてくるから、心が揺れ動いてどうしようもなくなる。

強がるってことをしない人なんだろうなと思う。無理をするとか、意地を張るとか、そういう部分が見えてこない。虚勢を張ったり強く見せたいとは思ってない、醜い部分がない。ここまで清廉潔白な人、見たことない。この儚さや脆さを持って表舞台に立つ仕事を選んだこと、本当にすごいと思う。

少年のように純粋な部分と、傷つくことを知った大人の部分を両方持ち合わせていて、それが奇跡的なバランスで保たれているんだなと思う。これだけ人間味があるのに私の中ではあまり実体を伴っていなくて、ふらふら漂っていて存在が不安定だなと感じてる。

役を演じている時に見えている面、本人として話している時に見えている面、きっとそれ以外のところにも、私たちファンには絶対に見せない面があるんだろうなと思う。この人の中身はどこまで深く潜っていっても全部見えないと思う。底知れなさが怖い。

 

 

 

......というわけで、推しぴっぴ好き好きエントリでした。

推しについてここまで書けるのあまりにも怖すぎるでしょ......自分が怖いわ。私めっちゃ好きなんだな、めっちゃ推してるなと改めて思った。これだけ好きで推せてることには感謝ですね。

 

 

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今年の反省/2019年の推し事について

まず今年は、とにかく時間とお金を使いすぎた。これが全てです。

観劇にはどれくらい体力が必要か、休みはどのくらいいるのか、お金がどれくらいかかるかということまで全然考えないままに観に行きたい気持ちがどんどん先走ってしまって、山ほど抽選に申し込んだ。そして結構当たるじゃないですか。もっと取れないものだと思ってたんだよ私は。ビギナーズラックかな。

東京に日帰り弾丸で観劇しに行って、それでどれくらい疲れるかなんて実際に行ってみないと分からないし、6,7月に関しては休みの90%を観劇やらライブやらに費やして、もうほんとうにしんどかった。確かに楽しかったけど、体力と精神力が摩耗して疲れたという感じが圧倒的に強かった。そしてこの時期に「あ、無理だ控えよ」と思っても秋冬の予定はほぼ決まってるし???本当に何も考えてない馬鹿だったから……。

 

なので、来年はこうしたい!という線引きを、ある程度自分の中で決めました。自戒のために抱負としてここに残しておこうかなと。

・出演作品はなるべく1回は見る。

∟あまりにも興味をそそられない題材だったら無理して見に行かないこと。ちょっと興味ある、くらいだったら配信で済ませるというのも手。配信がなかったら......オフショの保存だけにとどまりましょう。

・ひと作品につき、観劇は3回まで。(ライビュ含む)

∟チケットを取る時点で、ライビュなど近場でも見れる方法を視野に入れる。観劇の間隔などをよく考えてスケジューリングする。一週間に3回は絶対にしんどいので今後は禁止。

・遠征するのは月に2回まで。

∟海外は行かない。交通費が一番かかるからチケットを申し込む時点で遠征のことまでよく考えておく。

 

とりあえずこの3点を来年は守っていきます。節度を持って楽しく推し事したい。

 

 

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もうちょっとだけ書きたいことを。

推しは何となく「ずっと」って言葉をあまり好きではなさそうなので、手紙とかにもなるべく使わないようにしている。本当は、ずっと応援してます、ずっと好きですって書きたいけど、推しはファンが永久にいてくれるわけじゃないと思ってる気がして、気軽に使えない。ただ、今この瞬間推しを好きな気持ちは本物なので、お手紙ではまぁ褒めちぎってる笑 あれがよかったこれが好き次も楽しみ!我ながら気持ちわるいものを渡してるなという自覚はあるけど、伝えたい欲の方が勝ってしまう。

 

推しさんが俳優という仕事をしていること、本当にすごいなと思う。私は性格上、人前に立つのがどうも苦手だから、あれだけたくさんの人に観られて堂々としているのがすごい。演技という技術性・芸術性の高いことを仕事にしているのもすごい。人によって受け取り方は異なってくるから、ストライクゾーンを狙っていくことも難しいだろうに、それでも評価されるような仕事ができてるのもすごいよなぁ。(褒め言葉がすごいしかない)

ファンという他人からたくさんの好意を向けられて、その莫大なエネルギーを自分のものに変換できる人が、あぁいう仕事できるんだろうなと思うんですよ。先日のブログもそう。「ファンが喜んでくれたらそれだけで存在意義や居場所を実感できる」なんて、推しさんじゃないと言えない。ファンの喜びで自分の居場所を実感できるなんて......すごい仕事だ......。奉仕するというと語弊があるけど、他人のために動ける人っていうのは強いよな......。

 

推しに出会えて世界が広がったなと思う。ただのインドアオタクが観劇のために遠征することになるなんて、去年の推し始めの私に言ったらびっくりするんだろうな。観劇のためなら外に出るのも億劫じゃなくなった。心が荒れてる時に画像とか見たら落ち着くし、ちょっとした精神安定剤代わりになってるところもある。楽しみが増えて、前向きに生きていけるようになった。今が一番幸せだって思える機会も増えた。うーーん好きになってよかった!

 

 

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なっっっが......。これ時間経って読み直したら絶対恥ずかしくなるやつだ......。

何はともあれ、今年の推し事楽しかったー!あとは無事に仕事納めして紅白を楽しみに待つのみ。来年もよろしくお願いします!