星の数ほど

星の数ほど

語彙力がないオタクの備忘録

ちょっと今から仕事やめてくる






時期を逃した読書ほど
面白くないものはないので
読むなら今だ!と思って読みました














夢物語なのかもしれないな、と
思ってしまうのが現実的すぎて悲しい














ほどよくライトで
いい感じだったのではないでしょうか
そこそこ面白かった












どこの会社もブラックで大変だなぁと思った
あんな苛烈に怒ってくる上司はいないけれども
なんやかんや横取りはされるしなぁ
新卒一年目で辞める決心がつかないのもよく分かる
いくら人手不足っていったって
スキルないやつとか目標ないやつなんか
どこも採用してくれないもん
あと強いて言うなら
もうちょい掘り下げてほしかった
例えば隆の再就職の話とか
ヤマモトの就活の話とか
個人的にはそういうところを見たかったんですよね
実際に辞めた人間の転職活動記、みたいな
続編とか番外編でもいいからその辺りを
書いてほしいなぁと思います








このブラック度合いって実際にありそうやし
私も実体験を基にしたフィクション書けるのでは......???
と思ったりもした
この業界の......闇を晒すために......笑







表現が若干大げさかなと思うところが
チラチラあったけど
そこはまぁ......小説なんでご愛嬌なのかな......
隆のお人好し加減には
イライラしながら読んでた
どこまで鈍感なの?って感じ
一人称だからこそ余計に、だったのかも
あと、なんか隆の人が変わりすぎたような気がして
会社で、上司に向かってあんなこと言うのは
まだ小説として納得できるけど
同じフロアで働いてる人を見渡して
あんなこと言う度胸が彼にあったのかと
いつの間に備わったのかと
ちょっとびっくりした





なんか、あ、ここが言いたいことなんだろうな
っていうのが透けて見えて
メッセージ!!!ばん!!!!ってなってるのが
醒めた感じはあったかな
あと言いたいことたくさんありますねって感じ
家族とか会社とか友達とか
確かにたくさんあるのは分かるんだけど
それを詰め込みすぎちゃって
ひとつひとつが薄くなってる気はするよね
これがもしメディアワークスじゃなくて
角川文庫として出すとしたら
もっと深くまで書けたのかなぁと
勝手な想像をしてしまう笑
読みやすさを重視したために
中身が削られてしまったんだったら
もったいないなぁと思います




それと、正直、
ミステリー好きとしては双子オチって
納得いかないんですよね
いやこれミステリーじゃないけど、分かってるけど
実は双子なんだよ!っていうの、モヤモヤする






でもまぁ、働いてる人なら
共感できるような場面はたくさんあったと思うし
そこにどう対処していくかも教えてくれてたし
バイブルとまではいかないけど
新卒や若手向け参考書みたいな?感じでは
使えそうな気はしました
「逃げ方を教えなかった」みたいなのは
グッときましたね
私自身も背中押された感じあったしね
なんか、頑張ろうかなって思えました








この小説が共感を得てしまうあたりが
日本の闇って感じがしなくはないよね......
働き方改革とかありますけど
その一方で映画化されて本も売れてるわけで
うーん.......やっぱり現実は厳しい
なんだよこんな話、って
あるわけないじゃんこんなブラック企業、って
笑い飛ばせる日はいつか来るのかしら










2018/03/12~03/14