星の数ほど

星の数ほど

語彙力がないオタクの備忘録

シャーロック・ホームズの十字架






やはり設定が見事だ
重さと軽さのバランスも絶妙
スリルも緊張感もあって
落ち着いたと思ったらまたザワついて
緩急がいいな、読む手が止まらないなって感じでした
見事に物語に引き込まれた






ほんとに読んでる途中にふと思った
今までこの小説に抱いていた感覚、
何が他の小説と違うんだろうと考えてたけど
動機がないことだ、と気づいた
SD案件だから動機はいらないのだけれど
そこが普通の推理小説とは違うから
それが得体の知れないモヤモヤだったんだなと思った
嫌な感じのモヤモヤではないんだけど
なんか他と違うなって感覚がずっとあった
Why done it ? って部分が全くない
かと言ってWho done it ? が
殊更ピックアップされてるわけでもない
How done it ? (ってあるのかな)が
話のメインになっていくけど
こう、結構突拍子もないというか
そういうのがトリックなの......すごいね......
って感じがする
あまり考えられないような方法だからこそ
なんでそんなにしてまで殺したかったの、
って思っちゃうんだよなぁ
構造というか、仕組みを理解するのに
ちょっと時間がかかってしまったのかもしれない






面白かったのは
講談社って連呼してたところ笑
前作もあったよね、そんな感じ
でもやっぱりちょいグロの
ハードボイルドなところは受け付けない......
適度に脳内でモザイクかけてるんでいいんですけど......
今回は全体を通して、直人くんがずーーっと
申し訳ないなぁとか、役に立ってないなぁとか
悩んでたことが多かったと思います
御子柴家への帰属意識が芽生えてきたのかなぁ
新入社員みたいだなって思いました
実質そんな感じか
仕事ができるようになっていくと
だんだん居場所があるように感じられるんじゃないかな
その辺りの成長も楽しみですね







取ってつけたような感じがないっていうのは
かなりすごいことだと思う
新しい登場人物の位置づけもいいし
違和感なくスッと入ってくるから
読んでてつっかえない感じがすごくいい
でもさらさら読めるだけではなく
適度な重みがあるからそれもよい
タイトルのつけ方も好きだなぁ
でもやっぱり私の中の七海ちゃんは
小二で8歳くらいだなぁ






これだけ推理する姿が人目に曝されると
誰か一人くらい怪しむ人は出てこないのかな
ほんとにこいつが推理してるのか?みたいな
実は妹が保有者なんじゃないか?みたいな
で、七海ちゃんが狙われちゃってピンチ!って
そういうお話も読みたいなぁ






終わりに外国人も出てきて
国際的な案件って感じが増してきて
なんだかスケールも大きくなってきたから
今後の展開が楽しみですね!
続き出たら買わないと
かなり楽しみにしてます








2018/03/15~03/18