星の数ほど

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語彙力がないオタクの備忘録

舞台SAMAEL 0613感想

 

 

 

 

Remember:2018/06/13  Matinee




舞台サマエル 感想です




前回は最前だったから見づらいところもあったけど
今回は数列後ろだったので視界が広がった感じがありました
先の展開を分かってるからこその緊張もあって
黙祷からの流れはなんか吐きそうって思った
ずっと心臓の音がうるさすぎた
でも前よりは細かいところを見れたかなと思います





 さて、今回のトピックスは

 

【オキソとローレンシウム
メサイアを作る動機】
悪魔の証明の話】
【なぜサマエルと名付けたのか/サマエルの目的】
【ある時点での選択と決断】

感想とか、考えたことを書きます
あとは前回観劇から印象の変わったところも
適当にちょこちょこと書きます

例のごとくネタバレですよ!






 【オキソとローレンシウム
オキソとローレンシウムのお揃いクロックス可愛いですよね
ローレンシウム、靴下にズボンがっつり入ってて、研究以外のことには無頓着って感じが出てて良かったです
今回は真上に飛び上がって喜んでたなぁ
ぶーーん、のところはアドリブなんだね......
刀振る?みたいなゆっくりしたことしてましたね


あの歌歌ってくれよ!が孤独の悪魔だったとしたら
それはとても......とてもじゃないか.....???
ローレンシウムは歌詞の意味知らないんだね
メサイア完成のお祝いに孤独の悪魔を歌ってくれ、なんて.........................純粋って怖いね...............
いやでもそれは、さすがにないか……
いくら英語分からなくても何となく雰囲気は分かるでしょ……




ローレンシウムと二人の時の「素」感が増してたと思う
マジで大丈夫?とかラフそのものだった
とても無邪気な、子供っぽい顔をしてた
黒い椅子に座るオキソはかっこつけというか、インテリ感が前面に出てるけど
白い椅子に座ってるとちょっと素直になってる気がする




ローレンシウムに意思はあったのか
クロムとオキソに支えられてようやく立っていた印象
サマエルメンバーと主に商談を進めていたのはオキソ
ローレンシウムには操り人形感がある
ただひたむきにオキソとクロムを想うだけ

人間味があるけど決して賢いわけではないローレンシウム
でもその姿にオキソが憧憬を抱いていた可能性もあるわけで……
人間はないものねだりですからね
口には出さないもののお互いに羨ましく思うところがあったんじゃないかな



昔から変わらないところが好きなんだろうなって、罪深すぎませんか
俺とは違う、ただ人のことを思うその姿勢が、好きなんですか......????
言い方がさ、噛み締めるみたいで、しんどい........






メサイアを作る動機】
誰も作ったことのないものを作り上げた
どうしてそれをやろうと思ったんだろう
言及されてたかな

と、初回観劇後に思ったんですけど
今、改めて考えてみると、メサイア完成時の彼らはとても子どもっぽいんですよね
今後の展開を話す時も「秘密組織!!」って目をキラキラさせて
小学生男子かな?と思った
(「秘密基地!」と似たようなものを感じた)
だから何となく、メサイア研究の動機も小学生っぽいのかなと
「俺たちの力で最強の物質を作る!」みたいな?

あとメサイアが完成した時の彼らの台詞に「あいつらを見返してやる」ってあって、
それも動機のひとつかなと思った
研究ばかりで、きっと「それ何の役に立つんだよ」とか言われて、馬鹿にされてきたんだと思う
そういう台詞もありましたよね
軽い復讐心みたいなものもあったのかなと思います

でも不思議
なんでメサイア作ろうと思ったんですか?って誰も聞いてないの......めっちゃ気になる部分だと思うけど





悪魔の証明の話】
オキソが毒性に気づいていたか否か
はっきりと答えの出る問いではない

私の考えは
メサイア研究段階(あるいは完成段階)で毒がある可能性を考えていた
ただ、いつ、どのようにして毒性が現れるか、それは分からなかった
というものです

毒かもしれないことは当然、ローレンシウムには言えない
言ってしまえば、せっかく完成したメサイアが日の目を見ることはない
だってこの時点ではメサイア=毒ではないから
毒である可能性はオキソが言い出さない限りゼロになる

完成から大量生産に乗り出すまで、会社とサマエルを創立するまでに
どれくらいの期間があったかは分からないけど、本当に充分な実験はできていたのだろうか
……もしかしたら、ずっと続けた実験で、オキソだけが何かに気づいていたのかもしれない

みんなと同じタイミングで、セシウムの報告書で知ったのは本当だと思う
予感が当たった、この日が来てしまったという感じはあったかもしれないけど


「もし分かってたなら悪魔の所業ですよね」







 【なぜサマエルと名付けたのか/サマエルの目的】
これは前項の
メサイア研究or完成段階で毒の可能性を考えていた」という部分の根拠になる話です

メサイアが完成したとき、「組織の名前は決めてある」といったオキソ
それで付けた名前がサマエル=死の天使、神の毒、神の悪意 なんですけど
メサイア正真正銘の良い成分なのであれば、メサイアを囲ってる組織にそんな名前つけないでしょ

 「俺たちは未来永劫、世界の全てを手に入れられるかもしれない」

サマエルは「敵が増えるから味方を作ろう」ってことで組織したと思うんですけど
「あいつらを見返してやる」と言ってたのも気になるポイントで…
幸福の最大化という思想を掲げ、そこに賛同したりメサイアに魅力を感じる各ジャンルの権力者を集めた
なんかこの流れがすごく宗教っぽいというか……洗脳やマインドコントロールのかけらを感じる……
サマエルの目的って結局なんだったのか、二回目でも分からないな






【ある時点での選択と決断】
セシウムの報告書でメサイア=毒となってしまったとき、オキソの行動は大きく分けて二つだった


表:レポートの改ざん、使用量の抑制を提案する
これはメサイアを産業の面から支援していたサマエルメンバーへの表向きの対応だと思う
工場近くで魚が大量死、大地の労働者メンバーの急死、メサイアを使用した食物による中毒死
これだけ多くの死が既にニュースになっていたから、少しでも事態を収めようと動いたらこうなるのだろう
ただ製造中止は毒だと公表することになるからしたくない
そこで自分がサマエルメンバーから非難を浴びることはもちろん承知の上だろう


裏:メサイア使用の火薬づくりを依頼する(レポートを事実のまま提出、情報のリーク)
これは国家の上層(公的立場?)に位置するサマエルメンバー二人への対応
さっきのが表でこれは裏になる
製造中止は毒の公表になるから嫌だと言ったのに
「毒を戦場にばらまくおつもりですか?」

このままいけば捕まりますから、という話でもしたのか
メサイア火薬と軍事利用の方法は交換条件だったはず
生きて帰ったら説明します、とか言ったんだろうか
でもオキソは奥に行ったから、クロリドやコバルトは軍事利用の方法を知らない
ローレンシウムに聞いてみたが知らないまま
メサイアを使わずに戦争は終わるのだろう



......そして"裏"が実行された
では情報をリークした理由は?

《捕まりたかった、一時的に隔離されたかった?》

捕まり、隔離されることで、以下の二点が実行できる

①非難を避ける/オキソが矢面に立つのを防ぐ/外からの情報を遮断する
→ 製造中止した場合、記者会見などを開くことまで想定したら
そこで社長であるローレンシウムや妻のクロム
そして何よりメサイアサマエルを創ったオキソが非難を浴び
厳しい言葉を投げつけられることになる
それを阻止したかった?
とりあえず刑務所というか牢屋に投げ込めば
外からの非難の声は避けられる
と同時に外からの情報の遮断もできる

②メンバーを一同に集めて、聞きたいことを聞く
→もし"表"を実行していたら、メンバーはバラバラになってしまって
オキソが聞きたいことは聞けずじまいだったんじゃないか?
外からの情報を遮断することで
世間が何を言ってるかに囚われることなく
自分の意見を口にすることができる
オキソはこれまでの断続的な行為の善悪を問い、悪魔は誰かと聞いた
それに皆が答え、罪の意識を共有し
それぞれの思いを吐き出すことが出来た
オキソはメンバーの思いの全てを受け入れる覚悟をしていたのでは
「俺は何を言われても大丈夫だから」
怒りの刃が自分に向けられることも、全て覚悟のうえ
自らの罪滅ぼしの場にしたかったのかもしれない
そして皆にも
 「出たら罪滅ぼししてほしい」
ここから出られることを示唆し
皆に未来への希望をほんの少しでも持ってもらって
きちんと贖罪をしてほしい

オキソがいなくなることで
あの牢屋で起こったこと、オキソの言葉は
メンバーの心にずっと残り続けることになるだろう
そのために投げかけていたようにも見えた
なぜ彼は地上に戻らなかったのか、というところはよく分からないけど
何となく、彼の性格や思考だとあぁするというのは納得がいく
すごく感覚的なんですけどね......



セシウムからの報告書を一心不乱に読み込んでいた時
この結末まで見通していたとしたら
オキソはとんでもない頭を持ってるよな......



(ただ、ある言葉をトリガーにして見方を変えれば、オキソは極悪人になるし、個人的にはもっと傲慢で利己的な人物にも思える......)







《以下、雑多に/前回感想から変わった部分》




劇場を出て言葉を探し始めて、真っ先に浮かんだのが 無力感 だった
脱力感というか......
座って観劇してたはずなのに崩れ落ちたくなった


前回のメサイア爆薬の話、自分で考えた!って思ってたけど

めっちゃコバルトさんが言ってましたね
(私は何を見てたんだろう.....)


あと研究者のオキソが戻ってきたところも、全然違ってた
言ってることは理知的オキソそのものじゃないか
ローレンシウムのまっすぐな信頼が痛く心に刺さった 




次回見たいところは
・選択の責任を負った人
・コバルトに対する違和感の正体
・オキソの笑い→泣きの場面
・オキソにとっての幸福、正義とは
・オキソとセシウム
 かな

 

何故か引っかかることがたくさんあるので、そのあたりが見れたらいいなと思います