星の数ほど

星の数ほど

語彙力がないオタクの備忘録

出版禁止





ネタバレ注意、かもしれないです
考察とか何もない、ただの感想です












これノンフィクションなんだろうか
衝撃的すぎる









あまりにも克明に描かれすぎてる
ルポルタージュとは
得てしてそういうものなのだろうけど
これで責任能力があるかどうかを
判別することも難しいんじゃないか?
仕掛けを施してあることから考えたら正常っぽいしな......
癖のある若橋呉成っていうペンネームにも何かありそうだし
文頭を繋げるのもシンプルだけどいい
めちゃくちゃゾッとした
全てが真実味を帯びて描かれてるのが本当に怖い
あーフィクションなのか......めちゃくちゃすごいな


少しずつ真相に近づく度に深まる謎
もっと細かいところまで見えてもいいはずなのに
何故か見えずに覆い隠されてしまう
負のオーラを纏う新藤七緒は
まるで白夜行幻夜の女のようで
彼女はきっと策士で、
若橋は騙されてるのだと思っていた
若橋が核心に迫った時はよくやったと思ったし
そこで睡眠薬を飲まない新藤は悪女に見えた
それがまるっと覆されて、
三者から客観的に語られた時の衝撃といったら......
読み終わった時、あまりにも混乱して
喉がカラカラに乾いてどうしようもなかった
なにかに怯えてとても緊張してた
そしてこの、なんとも言えない読後感......
確かに解説してくれてたけど、
全てが詳らかにはなってないよな......
しこりというか、溶けきってない何かが残ってる感覚
伏線がたくさん張られているのを感じる






......というのが
ネタバレや考察のサイトを見る前の感想







考察のサイトとかあるんだ、と思って
色々見てみたらまぁ驚き......
ぞわぞわ、鳥肌が止まらなくて
何も出てこないお化け屋敷を歩いてるみたいな感覚になった
名前のアナグラムが一番びっくりした
正直、まだよく分かってないけど......
そこで初めて「視覚の死角」に気づいて震え上がった
あと新藤七緒も怖すぎかよ......
まだまだきっとある、
鈍い私が気づいてない伏線がどこかにたくさん
(というか伏線しかない気がする)
これは何回も読んで細かく見ていく楽しみがある本ですね......
この状態で最初から読んだら
ガラッと印象変わるんだと思う
んーーーーーー読みたいような読みたくないような
だって......ねぇ......新藤七緒ですよ......
家で読んでたら普通に「うわ......」って
声出してたんじゃないかな
想像させるだけなんだけど、かなり鮮明だし
その不気味さが本当に怖い
そういうのを避けて通ってきたので
かなりショッキングでした


どれが真実なのか、正解がどれなのか
はっきりさせることは難しいと思う
結局誰が何者なのか、もやもやしてるからね
若橋が底知れぬ狂気を孕んだまま
転落していく様子が描かれてたのは面白かったかな
ただそれも、もしかすると演技なのかもしれないし
若橋が刺客の刺客だった以上
どこまでが本当のことなのか分からないわけで......
どれだけ証拠をかき集めて推察したところで
確固たる真実が見えてくるわけじゃない
描かれてないことも多いからね
あと私はジャーナリズムというものが
よく分かってないので
若橋がどの程度、真剣に真摯に取り組むのか
熱量がいかほどなのかが不透明ではあるかな
これだけ色々な考察がネット上に転がってるんだから
余韻を残すという意味では
とてもよくできてると思います








ここまで後引く小説だとは思ってなかった
ほかの作品も読んでみたいなと思いました
(出版禁止2が今月出る......??とか何とか
楽しみですね)







2018/08/17~08/18