星の数ほど

星の数ほど

語彙力がないオタクの備忘録

メッセージ

 

 

 

軽めだろうなと思って読んだのに

めちゃくちゃ重かった......

魚住くんシリーズがこの空気感だってことを忘れてた

 

 

 

 

元気になってきた、というか

甘いものが好きになってたり

ほんのり感情の起伏が出てきたり

久留米とも上手くやってそうだったり

魚住くんよかったねって

安心してたんだけどなぁ......

実際、甘いもの好きって答える魚住くんは

めちゃくちゃ可愛かったし

ちょっとずつ色んな人と

コミュニケーションとってる感じが

成長を見れた気がして嬉しくなってた

久留米に対する感情も

少しずつ形になってきて

名前をつけるにはまだかなという感じだけど

それでも前を向いてるな、というか明るさ、

光が見えてきてるのかなと思ってたのに

 

 

 

 

 

なんでここでどん底に落とすの、

って思ってしまった

 

 

 

 

 

昔の魚住くんと同じ

生きるのを諦めた目をした女の子

なにか感じるものがあって

惹かれたように見えた

絆という言葉が出てきた時に

あぁこれだな、二人の関係性を表すのは

って、ストンと腑に落ちた

負のオーラを持つ者同士

自然と寄り添うようになったのかもしれない

マイナス×マイナス=プラス、というか

関わりあう中で友情が育まれたようだったし

いい刺激を受けて

明るくなっていってると思ったのに

 

 

 

 

 

これじゃまるで、物語のために

さちのが殺されたみたいじゃないか

 

 

 

 

どうしても

そうしなければならなかったのだろうか

さちのは魚住の目の前で、あんな悲惨な形で

死ななければならなかったんだろうか

それが運命だったというのか?

 

 

いつもは作者のことなんて考えない、

作品を動かしてる神様のことなんて

微塵も考えないのに

今回ばかりは、

恨まずにはいられないと思った

なんてことしてくれたんだと思った

あんなに楽しそうだったのに、

夢の国できらきらしていたのに、

そんなむごい仕打ち、ないだろう

 

 

 

 

そう思うくらい

あまりにも作品に惹き込まれてた

ここまで涙を必死にこらえて、

作者を恨もうとするなんて

だって、映像的すぎる

天使の魚住真澄が、控えめなさちのが

ふたりが心を通わせていくそのさまが

夢の国をかける子どもたちの姿が、

みんなの笑顔が

恥ずかしそうな横顔が、

交代で休ませている絵が

トラックにはねられ宙を舞う、小さな体が

咆えるような魚住くんの叫びが

全部、見えて聞こえて、

体験しているかのように感じてしまうから

涙で滲んだ年賀状も、

冷蔵庫前の血だまりも、

全部見えてしまう気がする

匂いさえ感じるかもしれない、

触覚さえ届いてしまうかも

そんなリアルさを、精緻さを、

文章から感じ取ったから

魚住くんたちの世界に、

自分も身を置いているように感じたから

目の前で起こっているような感覚に陥って、

どうしようもなくなって

今自分がいる場所を考えて、

泣きたいのに泣けなくなって

時間が来てしまって、

もどかしいまま本を閉じて続きを閉じ込めて

現実に、日常に、戻らないといけない

仕事している間にも思い返して

泣きそうになって

本当にどうしようもなかった

 

 

 

 

魚住くんが抱えていたもの、

閉じ込めていたものが

少しずつ氷解しているように感じて、

乗り越えるというか、

受け止めているようにも見えて

ちゃんと周りに支えられて、

いい人たちばかりで

本当によかったと思う

未遂の場面は夥しすぎてゾッとしたし、

暗いエネルギーが強すぎて

どうしようかと思ったけど

(この雰囲気にアテられて

自殺に走った彼を思い出した)

もう立ち直れないんじゃないかと思ったけど

また元に戻って、

それどころかもっと元気になって

よかったね、魚住くん

 

 

 

 

魚住くんが久留米に依存しそうで怖いのと

久留米が変な夢を見てたのが心配

あとキスとか大丈夫なの、と思ったけど

心配いらないみたいですね、よかった

 

 

てかキス

やっちまったな久留米……

濃厚なのぶちかましやがって......

また顔合わせづらくなるね

良くも悪くもサバサバしてて男臭いところ、

嫌いじゃないけどやりすぎは禁物だぞ、

と謎のスタンス

久留米の鈍感さに

魚住くんが救われているところはあるけど、

ねぇ………

これからどうなることやら

短編がまだほのぼの?でよかったです

最後の一文がめっちゃ好き

 

 

 

 

あと2冊?あるらしいので、

続きを楽しみにします

 

 

 

 

2018/08/20~08/21