星の数ほど

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語彙力がないオタクの備忘録

ミュージカル「ジャージーボーイズ」0916感想

 

 

 

 

 

 

 

 

Remember:2018/9/16 Matinee

 

 

 

 

念願のジャージーボーイズ! 観劇してきました。

めっっっちゃくちゃ楽しかった……。

初見なので記憶違いも結構あると思います。

遠慮なくネタバレします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはステージや見え方について。

1階の結構後ろの列で、舞台全体を見渡せたのはよかったと思う。ただ、表情がよく見えなかったのが残念。次回もかなり後ろのほうなので、オペラグラスを買おうかな......と思ってます。

舞台の両端にブラウン管のテレビが積んであって、開演前は客席が映されていた。舞台上部(3階部分?)には横長の大きなミラーがついていて、そこにも客席が映ってる。あとステージの各階端にハンガーラックがあって、ジャージーボーイズの白いジャケットがかかっていた(これがハウス?)。ステージ中央にはハシゴのように大きく長い階段。2階奥にボウリング場の看板。そして天井にひっそり佇むミラーボール。ステージは真ん中が回転するようになっていて、いい演出になっていたと思います。好き。

それと毎回ピットの位置も気にしてるけど、開演前はよくわからなかった。始まってみたら上手上部にいましたね。

 

 

 

 

 

さて本編。

春はトミーの語りから始まる。

始まり方がめちゃくちゃ好きなんですけど!! カメラの映像をテレビに流して、カチンコの後ろでダンサーが踊ってる! 目が足りなかった。

トミーが客席上手の扉から出てきて、スタッフさん(役)に衣装を着せてもらいながら話し始める。どうやら彼は年老いていて、これから昔話を語るらしい。「最初から知ったほうがいいだろ?」話し方から人柄がにじみ出ていた。

最初からフォーシーズンズだったわけではない。グループは4人になったり3人になったりメンバーが代わることもあり、なんか悪いことしてトミーとニックが交互に刑務所に入ったりもした。(ニックまで入ったのはびっくりした)そしてフランキーを見つけ、グループに引き入れ、ついでというように悪事にも引き込む。裁判官とトミーとのやり取りが印象に残っている。不法侵入、文書偽造、違法賭博、不法侵入......笑 多分あそこでフランキーを庇うことによって、彼を自分の弟分にしたかったんだろう。(現にトミーは完全にジップさんの舎弟だった。そこも面白かった。)(トミーはそこまで狡猾なやつか? とも思うけど、現時点ではこう考えているのでこのまま置いとく。)

それにしてもトミーほんとにドヤンキーだな......。自己顕示欲が強い。自分が関わったグループは俺が作った、俺がいなければ始まらなかっただろ? まぁ確かにド正論。フランキーを救ってやったとも言ってたけど、当の本人はニックに救われたと言っていた。このすれ違いの感じね……。ボブもフランキーも年下の坊ちゃんだし、ニックとは相棒だし、フォーシーズンズを引っ張ってるのは俺だという(かなり軽薄な)自負があったんだろうな。だからといってグループの責任を負うわけじゃないし、かなり好き勝手して借金を作りまくる。そして反省する気はない。それが彼の性格なのだろうけど、なんというか、嫌いになりそうなのに憎めない感じがあるよね......オラついてるんだけど、愛嬌があるというか。まぁフォーシーズンズを離散に追い込んだ張本人なんだけどね!

どっかの場面で階段に躓いてフランキーが思わず「あぶない」とつぶやき、ニックは苦笑い、そのまま『足痛いなー』って気にしながら続けるトミー。あれハプニングなのか台本通りなのか分からなかったけどめっちゃ面白かった。多分そこでノリの良さとか愛嬌を感じたんだと思う。

 

 

 

 

 

夏はボブ。

空気がガラっと変わった。若くて、はつらつとしていて、でも落ち着いていて知識は豊富。15歳で作曲した曲がNo2をとり、それを誇りに思いながらも決して驕ることはない。Cry For Me、歌い始めてすぐにめっちゃ上手いなと思った。ここでようやくフォーシーズンズの形が定まる。俺が引き合わせたんだけどね!ってジョー・ペシ、めちゃくちゃ可愛かった~。とってもワンちゃんだった。子犬。あっうるさいよね!! だまる! 可愛い。

クルーと出会い、契約を結ぶも上手くいかない。クルー、めちゃくちゃクセ強かったな......。あれはおねぇなのかは議論の余地ありだけど、どっかで回転した時に隣の男の子のお尻叩いてたし、どうなんだろう......笑 太田さんはあぁいう役が死ぬほど似合ってる。僕には耳があるからね!と自信たっぷりにいうプロデューサーに、いい感じに引っ掻き回される4人。バックで歌ってる時にみんなちょっとずつ前に出ていくの面白かったな。ここでニックが前に出たのも意外だった。

曲じゃなくてヒット曲を書いてきて!と言われて、できたのがSherry。クルーの「ビンゴ!!!」めちゃくちゃ好き。やっぱり振り付けがめっちゃ可愛い。DJもずーーっとかけちゃうくらいくせになる曲、よくわかる。ここからはヒット曲の連発で、フォーシーズンズはやっと日の目を見ることになる。なんと華々しい活躍!

Walk Like A Man、うまく意味を理解できないところがトミーっぽい。そこでボブとクルーが息合ってたのが意外だった。歩け男らしく! 女の子に足蹴にされてきた男の子への応援歌だ。ここのニックはめちゃくちゃ胸張っててほんとに男らしく歩いてるから好き。そこからステップに入るのも適度に力が抜けてて素敵。そして曲が終わってから「まさかこんなに共感してもらえるなんて!」と嬉しそうに言うボブ、かなり可愛かった。夏の終わりの彼らはさながらバブルの中にいるようだった。あれクラブだったのかな? ホテル? ボブのベッドルームに行ってどうこう中継するの最低だぞww スプラッシュww

しかしそんな楽しい“夏”も終わりを告げる。忍び寄るフランキーと家族の不和、トミーの作った借金が露呈する。ボブとフランキーは二人でパートナーシップを組む。曲も少しずつ暗い雰囲気になっていく。

ボブの純朴さと紛うことなき坊ちゃん感すごいね??? すくすく育ちました!!って感じがした。彼の作る歌は、どの場面でもメンバーの心情を的確に表していた。使う言葉がちょっと難しくて、でもそれをごく自然にやってみせて、しかしながら嫌らしさが全くない! お金関係で首が回らなくなってきた時に、トミーがぽんと出してきたお金に対して「頼んでないのに」というボブ、壁というかなにか……トゲ?を感じた。違和感というか。ちょっと次回注意して見てみよう。

 

 

 

 

 

秋はニック。

「ここまであまり喋らなかったけど」で起こる笑い。そうだね、どことなく影は薄かったよね。休憩明け、彼は静かに語り始めた。

フランキーが新しい恋に落ちる。ここで下から見上げるニックが大好きで......ゲネプロ画像でも特に好きなやつ......。またフランキーも熱烈に恋してて、結構積極的だった。春の初々しさはどこへやら……笑 

トミーの借金が莫大なものになっていることが判明する。フランキーはそれをフォーシーズンズで負うといい、激しく反対するニック。おまけに税金も未納と来た。いやトミーさ......。「なんでコイツが作ったものを俺らが背負わないといけないんだ!?」「だってグループだから」……フランキー。グループのために使ったのならまだしも、自分の遊びのために充てていたものもあるんだからそりゃ怒られる。

ここでニックの怒りが爆発して、日頃からたまってた鬱憤がどんどん出てくる。そしてここで知るルームシェアの事実。怒ってる背中から何かが出ていて、オーラがものすごくて、恐怖を感じた。背中向けてるのが余計さ......。ニックはずっと我慢してて、コップから最後の一滴があふれて止まらなくなったんだと思う。怒り方からもそれが出ている。最初はゆっくりと言葉を区切って、少しずつ話すんだけど、怒鳴ってからはもう止まらない。10年も我慢したんだぞ、その長い年月を表すかのように重く、鋭い言葉の数々。相棒!って言い合いながら怒ってるのが辛すぎた……。

Beggin、歌はフランキーだけどカメラにはニックがかなり写ってて嬉しかった。みんなターン決めててかっこよかったよ。しかし歌詞はまぁ......。これからバラバラになることを暗示しているかのようだった。そしてニックは、家に帰りたいといい、このくそったれなツアーから抜けたいといい、フォーシーズンズを去っていく。この場面、今までニックがあまり表に出てこなかったこともあり、そして彼の口から脱退の詳細が語られないこともあり、なんとも消化不良のまま終わってしまった。そしてトミーはラスベガスに軟禁、フォーシーズンズは二人きりになってしまう。Stay、何度も歌われる「行かないで」というフレーズ、胸を締めつけられた。

ニックが劇中幾度となく言ってた「俺も自分のバンドを作ろうかな」というセリフ。あまりにも言いすぎて「ネタか......?」とも思ったけど、彼は自分のバンドでフロントマンになりたかったのかな......? 俺の作ったバンドだって言いたかったのか。「自分のバンドを作ろうかな」=「俺はここを抜けるかもしれない」という意思表示とも取れるわけで、でもこの言葉にメンバーは反応してなかった。そこにいろいろ限界を感じた......というのは考えすぎか。

トミーが羨ましかった部分もあるのかな。俺が作った、俺が集めた、といつまでも言い続けるトミーのことが。そのトミーに「お前は自分のバンドなんて作らない」って言われちゃうんだもんな......。正直私もそう思った、彼は言うだけで作らないんだろうなと。その覚悟がないのか、はたまたフォーシーズンズの居心地がいいのか。結局、なんで自分のバンドを作らなかったのかは分からないままだな......。

殿堂入りしたとき、彼は「グループを抜けたのは自尊心だ」と言い、自分が置かれていた状況を説明してくれた。ツアーであまりにも長い期間家を空ける生活、妻との不仲、親戚の家に預けられた実子たちには自らを「ニックおじさん」と呼ばせる......。この「ニックおじさんだ」という声色が、苦しさをふんだんに含んでいて、見ていて本当に辛かった。「リンゴ・スターでいることには耐えられなかった」、正直これ聞いたリンゴ・スターファンがどう思うのかハラハラした。でもまぁ、言わんとすることは分かる……。

「俺たちは誰ひとり、聖人じゃなかった」せやな......スターだからって人間なんだもん、聖人にはなれない。欲望を抱えてるからね。このセリフを、グループが崩壊した時にぽつっと言ったのがとても印象的だった。

 

 

 

 

 

冬はフランキー。

確実にばらばらになっていく4人。いや2人で歌ってるの切なすぎか??? スペース空いてるし......。ステージめいっぱい使ってダンスしながら、でも4人でいた時の元のマイク位置に戻って歌うんだよ、見ててきついものがある......。

フランキーは秋にできた彼女とも、元の家族とも上手くいかない。娘との電話では父親ヅラすることを疎まれてしまう。今まで音楽活動ばかりで向き合ってこなかった部分が、ここにきて剥き出しになってしまっていた。それでも対話を重ね、家族との亀裂は少しずつ埋まりかけてきたのに、そこで娘が亡くなってしまう。ボブとのパートナーシップは続けているけど、そのボブは裏方に回ろうとする。彼はみんなで歌いたいのに。仕事も家庭も少しずつ凍ってしまうような、寒く長い冬。

Can't Take My Eyes Off You、これは売れないと方々から反対されながら、それでも推し続けて披露した。昔ボブと語っていたホーンセクションを携え、フランキーは1人でステージに立っていた。サビでミラーボールがバッッッッと付いて、きらびやかになってめちゃくちゃ素敵だった。(ただミラーボール眩しすぎて、光が目に直撃してあんまりステージ見えなかったんだけど……笑)キラキラした曲のはずなのに、歌ってるフランキーはなんだか寂しそうに見えた。

フランキー、特に少年期は声が鋭く感じた。歌い始めた時には鳥肌が立った。でも何というか、響くというより一直線にまっすぐ届く。キンキンするわけではないけど、武器みたいな鋭さを感じた。身幅の狭い、ナイフみたいな鋭さ。クリエの劇場に収まりきらないよね(褒めてる)。季節が進むごとに丸く柔らかくなっていた感じがあった。

 

 

殿堂入りしたとき、みんなで楽屋で話してるのがすごく好き。年取って丸くなった感じもありつつ、でもトミーは相変わらず、みたいな笑 最後に一人ずつ階段を降りてきて髭とか付け白髪を外して若々しく喋り出すの、めちゃくちゃ好き。それまでは手すりにつかまって足取りもちょっと重いのに、いろいろ外してからトトトって早足で降りてくるのも好き。ボブの切り替えめっちゃよかった。トミーも良かったなぁ。ニックはむっちゅり投げキスをふーーって飛ばしてた。あれはspiさんが出ていたぞ。フランキーが当時を振り返って「街灯の下で歌っていた時が一番だった」って、あのセリフが大好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

カーテンコールめっっっっちゃ楽しかった!!!!!!!! めちゃくちゃノれたよね、ほんとに最高だった。自分が歌わないところでちょこちょこフリしてるすぴさんよきだった。ちゃんとペンライト持っていったし、ジャジボコンのおかげで曲もばっちりだったし、ライブみたいに盛り上がれて楽しかった。どの曲だったか忘れたけど(Big Girls Don’t Cry かな)、キャストさんが真ん中の通路くらいまで降りてきてくれてた。振り付けもばっちりできました! バンドメンバーのソロもかっこよかった…...。

最後の最後に袖に戻ろうとしたspiさんが押し戻されて、みんなでブルーのペンライト振って「ふーーー!!」ってなってたし、そこに応えて投げちゅーして帰ったの好き。やられました。

spiさんのダンスってやっぱり最低限というか、体幹がバッチリあるからほんとにブレがない。体が大きいから動きが小さくてもきまる。無駄な動作のないターンが美しかった。足もちょこまか動かしてるけど忙しない感じはないし、ほんとに上手い人だな......と思った。動き大きい方が映えるけど、やっぱり小さくても上手いと思わせるのはすごいと思う。(目立たないニックを演じるために動きを小さくしてるとかだったらそれもすごいな……。)知ってる曲以外でも振りのある曲が結構あって、どれも可愛かった。

 

 

 

 

 

 

 

ジャージーボーイズ、初演は行けなかったので今回が本当に初めてだった。ポスタービジュアルのspiさんが本当に格好よくて、YoutubeにあがってるPVもひたすらに格好よくて(若く謙虚な感じがまた最高)、見に行けるこの日をどれだけ待ち侘びたか......。クリエはTENTHの時に規模がちょうどいいなと思って好きになって、そんな好きな劇場で好きな人がやるミュージカルなんて行くしかないでしょ!?って感じだった。実際、最高でした。

ちょっと個人的に残念だったのは、外国らしい言い回しとか、イタリア語だかスペイン語だかの場面とか、そういうところがニュアンス取れなかったことかな。悔しい。まぁこれは知識のない私が悪い…...。誰か解説してください......。どうやって調べればいいんだろう。次回までにはなんとかしたいけど、できなさそう……。

あと2回見に行くのに、今回この文量で書いちゃって大丈夫かな......。と不安になりながら、ここで終わりにします。どこかでドットの服を着ていきたい。