星の数ほど

星の数ほど

語彙力がないオタクの備忘録

これは経費で落ちません!








メタブックで読書納めかなーと思ってたけど、なんとなく気分的にもう1冊かなと思い直して読んだ。


手に取った理由は簡単、私も経理部なので。こういうところで購買意欲をそそられるのは我ながら単純だと思う。フィクションでは経理部がどんなふうに描かれてるのか、興味があった。


話の面白さとしては......可もなく不可もなく。キャラクターがあまり好きになれなかったのと、文章に慣れるのに結構時間がかかった。半分読んで、あまりにも慣れないからやめようかと思ったけど、結局読み切ってしまった。
森若さんは結構すき。似てる部分もあると思う。私だって公私混同したくないし、セクハラパワハラ上司からは身を守りたい。洋服とかメイクとかスキンケアとかちゃんとしてて好感が持てた。意外でもあった(先入観......)。でもちょっと淡白すぎるというか、不正があっても数字が合ってればいいみたいな考えにはちょっとびっくりした。フェアではなくイーブンを体現してる。マリナに嘘ついて取引する場面は強かだなと思った。
美月とか真夕はまだいいけど、ほかの女子がね......。咲とかマリナとか希梨香みたいな、女の業を煮詰めたような性格した奴が好きになれなかったな......。どう生きてきたらあぁいう風になるのか知りたいし、お近づきになりたくないタイプの女性達だなと思って読んでた。特に希梨香めっちゃ嫌い。なーーーーにが男っぽくて損するタイプだ! 自分のタイプに固執してるのがめっちゃ女々しいから安心して!!って感じ。
太陽くんもアレだけど可愛いので許します。かなり積極的だよね、待ち伏せはよくないと思うけど。いきなり名前で呼ぶのもよくない。距離感考えて。鎌本さんは苦手だ。のらりくらりセクハラする八方美人タイプの予感。彼もあまりお近づきになりたくないタイプ。上司なら最悪。


経理部が舞台というからには、もう少し数字にこだわってほしいなと思ったりもした。たこ焼き4800円なら、一舟いくらでそれを何人で食べてるとか。税込600円だとしたら八舟?多くない?とか。そういう所は省かれてたのかな......。森若さんが結構さっぱりした性格だから、仕方ない部分なのかもしれないけど。もう少し経理に関する細かい知識とか、専門的なところがいっぱい出てくるのかと思ってた。これなら別に経理部にこだわる必要ない気がする。キャラとか舞台が、ただの枠組みのように感じた。お仕事小説というからには、もっと華やかでスッキリするのかなという期待もあった。
もう少し人物描写とか背景の描き方を深くした方が、読み応えが出てよかったと思う。美月が入浴剤好きな理由とか、森若さんが入浴剤作りたかった理由とか、そういった『理由』の部分を掘り下げたら人間味が出たのかなと思う。(もし描かれてたのだとしたら、完全に読み飛ばしてる。目が滑ってることになるな......。)


細かいところだと、オンライン入力羨ましい......ってめっちゃ思った。うちの会社に導入したら、ちゃんと入力しない人わんさか出てくるよな......それはそれで尻拭い大変だな。あと月次締めたからそんなに忙しくないとか、羨ましすぎる......。うちは仕事に追われすぎてるから、忙しくない時がほとんどない。そもそも数ヶ月前のやつもきちんと締まってないことがザラだからな......。改善しようにも人が足りないよな......。職場環境いろいろよくしたい。
貸借対照表が合ってる時の気持ちよさとか、めっちゃ分かる。逆に諸口が合わないとめちゃくちゃ焦る。ちゃんと全て入力してる時の、お金がぴったりと合ってる安心感はすごい。これ以上余計なもん持ってくるなよ、と思う笑 締め間際とか締めた後に持ってこられるのめっちゃイラつくのも分かる~~~。今月分とかもう無理ですけど!?ってみんなで悲鳴あげながらも作業すんのよ......。
ちょっとした描写が結構あるあるって感じで、それはよかったかなと思います。


後半、半分グチだな笑 こんなん書いときながら経理の経験めちゃくちゃ浅いけど、なんなら簿記勉強中だけど、それでも共感できる部分があったのは面白かった。
さらっと読めるから、続きはリハビリとか息抜き用に買っとくのもいいかもしれない。美月の話らしい『風呂ソムリエ』も気になるところ。

来年はどんな年になるのでしょう。楽しみ。



2018/12/28~12/29